時は進み、中3の2学期にH君の数学の点数が突如爆上がりします。青天の霹靂とはまさにこのことなのかと。もちろん教えてくださった先生(ロン毛を束ねた人)の教え方も面白くてとてもわかりやすく、H君の数学の点数が爆上がりしたのはその先生の要素もあるかと思います。しかし、一番はH君自信が努力したから。これにつきます。H君は初めて定期試験勉強を本気で取り組んだのです!!!
具体的にH君が行なった数学の勉強方法は、「答えを見る」ことからはじめました。
なぜその答えになるのかを考えて答えから逆算して問題をひたすら解きまくりました。
しまいには問題集の答えを丸暗記してしまうまで何度も行ったとのこと。
(その勉強方法のおかげで、高校の確率の問題では計算方法が全くないのに答えは合っているレベルまでに)
もちろんこの方法が正しいか正しくないかはわかりませんが、H君の点数が爆上がりした事実としては確かなことです。
ちなみに数学の点数が40点以上も爆上がりした結果、H君史上初の85点という点数が取れました。
点数の伸び率が塾の宣伝になるとのことだったので、塾長から塾の宣伝を書いて欲しいと頼まれました。しかも写真付きで。
H君は恥かしいので断り続けていましたが、押しに負けて協力することになります。
そのチラシは新聞折り込みと一緒に地元地域に行き渡りました。H君はそのことを親に黙っていましたが、速攻でバレたそうです。H君の両親はたいそう嬉しそうに綺麗な額縁にチラシを飾ったそうです。またH君の学校の先生にも知れ渡り「チラシ見たよ」なんて報告され、Hくんにとっとは相当恥ずかしい思いをしたのだと。
さて、H君のエピソードが長すぎましたが、自分で努力して課題を克服することが大切だということです。H君の点数が上がったのは「正しい勉強方法」つまりH君自身にあった学習方法を行ったからにすぎません。世の中にはや「わかりやすい〇〇」「これだけやれば…」など、あたかもイージー感満載の攻略方法が蔓延しています。しかし、そんな他力本願で簡単に攻略できる裏技なんてあるはずがありません。一番大切なのは、さまざまな授業や勉強方法がある中で、取捨選択を行いながら自分にあった方法を探し出し自分で勉強すること。全ては自分次第の努力と行動が必要なのです。それこそが勉強の極意であると思います。それは勉強以外のスポーツ、音楽、仕事などさまざまなことにも当てはまると思います。
「自分でやる」そんな精神論こそが「正しい勉強方法」であり、少なからず自分で試行錯誤を凝らしながら行動することが重要なのです。