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コラム 昔ながらの勉強法の罠

 こんにちは、タクトです。3年ぶりにキュリアスに復帰しました。はじめてお会いする生徒様、保護者様も多いと思います。どうぞよろしくお願い致します。主に理系科目を担当しております。
 さて、今回のコラムでは「当たり前だと思われてきた勉強法が、実は間違っていた」とされる研究を2つ、ご紹介しましょう。
 まず1つ目。「テストを解いたらすぐに答え合せをして、解き直しすること」は、実は正しくない勉強法であることが研究発表されています。この研究は、テストを解いた後すぐに答え合せ・解き直しした生徒と、テストを解いてから、しばらく日をおいて答え合せ・解き直しした生徒でグループを分け、同じ内容のテストを後日、再受験させました。すると後者のグループ(テストから日をおいて復習したグループ)の方が成績が良かったという結果が出ました。
 実は、これには合理的な説明がつきます。みなさんが、例えばコンビニで1週間アルバイトをするとしましょう。初日に大量に買い物をして、それっきり来なかったお客さん。3日間、同じものを買いに来たお客さん。どちらが記憶に残りやすいか、分かりますよね。記憶を定着させるには、”忘れる回数と思い出す回数”が重要である、ということです。暗記のコツは「忘れること」、それから「思い出すこと」なんですね。毎日覚えて、毎日忘れて、毎日思い出してください。小テストの直前にまとめて勉強するのは、あまり意味がないということですよ…(笑)
 そして2つ目です。「一度解いた問題の中で、間違えた問題だけを解き直す」という勉強法も、実は間違えているんです。
 この研究では、あるテストを受験した人達を、間違えた問題だけを解き直すグループと、全ての問題を解き直すグループに分けて、復習をさせました。みなさん「間違えた問題だけを解き直す方が、短い時間で復習が終わる」と思いませんか?実はこの両グループの復習にかかった時間を比べると、ほとんど差がなかったという研究結果が報告されています。
 その理由は「解けない問題だけを勉強していると、モチベーションが下がって作業効率が落ちる」ことだそうです。たしかに、出来なかった問題ばかり勉強するのは、気持ちの面で辛いですよね。解ける問題が適度に混ざっている方が、作業効率が良くなるということです。人間は理屈じゃないんですね。ですから、苦手な科目や出来ない問題を勉強することは大切なのですが、得意な科目やスラスラ解ける問題も同じくらい勉強した方が良いのです。

 おしまいに、今回のコラムのまとめです。

①テストの復習は日をおいてから。
 毎日覚えて、毎日忘れて、毎日思い出すことが大切!

②出来ない問題ばかり勉強するな!
 スラスラ解ける問題や得意な科目も同じくらい大切に勉強しよう!

以上の2点でした。他にもいろんな教育に関する研究論文を読んでいますので、またの機会に皆さんにお伝えしようと思います。

 

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