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11月コラム 「一般化」

 こんにちは! 
 一雨ごとに季節が進み、朝晩めっきり涼しくなって、冬の足音が聞こえてくる時期になってきました。2021年度も折り返し。受験生の方は焦りが出てくる頃だろうし、1、2年生の方は「1学期のこと全然覚えてない!」となっている時期だろうと思います。

 そんな時、学校でも塾でも「復習や演習をしなさい」と言われると思います。僕も言っています。「勉強の肝は復習と演習だよ」と。
 おっと、「同じ問題やってどうすんのさ?」「問題集やっても答え暗記ゲーだし」といった声が聞こえてきました。今回は、復習と演習の意味を僕なりにお伝えしたいと思います。

 キーワードは「一般化」です。

 皆さんズボンを履きますよね? どんなブランドも、色も、長さも関係なく、皆さんなら履けると思います。では、どうして私たちは初めて履くズボンでも簡単に履けてしまうのでしょうか。
 それは、私たちが、「ズボン」を「一般化」した概念を持っているからです。ブランドだの色だの長さだの、そういった情報を全て排除して、「ズボンは大きい穴に足を突っ込んで履く」という一般的な情報を持っているのです。エドウィンでもリーバイスでもGUでもユニクロでも、その概念を当てはめているだけなのです。一般的な情報を持っているから、新しいズボンに出会うごとに応用できるのです。
 これがもし、全てのズボンごとに履き方を覚えていて、「ユニクロの黒のストレッチジーンズの履き方は・・・」「ユニクロの紺のストレッチジーンズの履き方は・・・」などと覚えていってはキリがありません。つまり、「一般化」というのは「覚える量を最小化し、個別事例への対応力を最大化する技」なのです。

 ズボンは些か極端な例でしたが、勉強でも全く同じことが言えます。三角形の面積を求める時、「底辺が2で高さが3の三角形は・・・」「底辺が2で高さが4の三角形は・・・」と、答えをいちいち覚えている人はいないはずです。公式という形で「底辺×高さ÷2」という一般的な情報を持っているから、それぞれの問題に対応できるのです。
 復習や演習するときも同じです。問題演習は、同じような問題を解けるようにするための「一般的情報」を蓄える場なのです。答えを覚えるゲームではありません。定期試験はともかく、入試は初見の問題が出ます。このとき、「問題集の104ページの(4)の答えは…」などと検索していっては永遠に時間がかかりますし、そもそも初見問題なのでヒットしません。
 大事なのは、問題演習を積むときに、「解き方」や「思考プロセス」を覚えること。これが問題の「一般化」です。この一般的情報をもとにして、初見の問題に対処していくのです。Curiousで毎回「復習しろ」と煩く言うのは解答の思考プロセスを覚えてもらうためなのです。
 試験本番では「一般化」した情報の多さが成否を分けます。皆さんもぜひ、このことを意識して日々の復習・演習に励んでもらえれば、と思っています。

 

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