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コラム 世界史偉人変人列伝 その弐

どうも。
りゅうです。

みなさま、いかがお過ごしでしょうか。

さて、一部ではご好評をいただきました「世界史偉人変人列伝」ですが、めでたく第二回を迎えることができそうです。

第二回は ディオゲネス です。

ディオゲネスもタレスと同じく古代ギリシアの哲学者です。
この人は、要職についていた家の出で、裕福に育ったと考えられているのですが、ひょんなことから告訴され国外へ逃亡します。無一文で、流浪の旅を経て、アテナイ(アテネ)の街に定住することとなりました。しかし、無一文で家もなく、最初は街の神殿に間借りして住んでいたのですが、しばらくすると樽に好んで住むようになりました。浮浪者のような暮らしをしていましたが、彼の機知と不合理にも動じない彼の生き様のおかげで、アテナイでは彼は人気があったようです。ある日、若者が彼の樽をふざけて壊してしまったとき、アテナイ人は若者にはむち打ちの罰をあたえ、ディオゲネスには新しい樽を送ったという話すらあります。後に、アテナイから彼はこつ然と姿を消しますが、奴隷商人によって連れて行かれてしまったようです。しかし、奴隷として引き取った家の主人は彼が家事全般や子供の教育に非凡な才能を発揮したため「福の神が舞い込んだ!」と喜び、彼を丁重にもてなしたとされます。

もうこの時点ですでに波乱万丈で奇人の片鱗を見せているのですが、その逸話を追っていきたいと思います。

逸話(1)
しつこい

ディオゲネスはソクラテスの弟子であったアンティスネスに弟子入りを願ったが、断られてしまいます。しつこく頼みこみ過ぎて、アンティスネスが怒って杖で殴ろうとすると、彼は

「どうぞ殴ってください。木は私を追い出すほど堅くありません」 

と言ってのけ、見事弟子入りを果たしました。アンティスネスは弟子をとらないことにしていたため異例のことでした。

逸話(2)
いさぎよい

ディオゲネスは子どもが水を手ですくって飲んでいるのを見て、自分は必要のないもの以外はもたない方針だったが、まだまだ至らなかったと考えて、唯一の持ち物であったコップを投げ捨ててしまいました。

逸話(3)
もうなんとも言えない

世界史上まれに見る大帝国を築いたアレクサンドロス大王が彼の住む街に訪れたとき、ディオゲネスだけが挨拶に来なかったので、大王の方から会いに行きました。それだけでも異例のことですが、大王に何がほしいか聞かれると、ディオゲネスは

「あなたがそこに立たれると日陰になるからどいてください」

と伝えたと言われています。

逸話(4)
続・もうなんとも言えない

その話に続く逸話として、上のように答えたディオゲネスに、アレクサンドロスは「お前は私が恐ろしくないのか」と尋ねると、ディオゲネスは「いったい、あなたは何者ですか。善い人なのか、悪い人なのでしょうか」と聞き返します。するとアレクサンドロスは「無論、善人である」と答えると

「それでは、誰が善い者を恐れるでしょうか」

と答えたようですよ。

いかがでしたでしょうか。
古今東西を問わず、変な人はいっぱいいます。
そんな人たちが、君たちの歴史への興味の扉となったら幸いです。

 

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